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大好きな趣味やライフスタイルから学んだことをまとめています。
レザークラフトを趣味にしている人にとって革漉き機は憧れですよね~。
僕もレザークラフトを始めてからこれまで、何度購入を夢見たことか分かりません。斜め漉、段漉き、ベタ漉きなど、美しい仕立てのために革材料の厚み調整は必須になります。コレを包丁で行うのはまぁ大変なんですよね。でも革漉き機ならチュイーン!っと一瞬で済みますから…。そりゃ憧れるわけですよ。
これまで高価で手が出ないイメージを持っていた革漉き機なんですが、レザークラフト仲間で、YouTube仲間でもあるHAKUさんが「ZIT TOOLSのTK-802BLなら、全部入りセットで税込177,650円ですよ~」と教えてくれたんです。
177,650円!。決して安いとは言えないけど、頑張れば買えそうだなぁと感じました。でも革漉き機の導入にあたって、僕にはいくつか気になることがあったんですよね~。それは以下の事。
- 騒音
- 火花
- 革クズとか飛び回って掃除大変じゃないか?
僕はマンションの一室を工房として使っているので、そもそも住居で使用できる代物なのか?という事が気になっていたんですよね。
ZITさんのサイトを見ていると、実機見学会なるものを発見!さすが親切丁寧で評判のZITさんそんなものを用意してくれていたんですね!「もうこれは参加して確認してくるしかないだろう!」ってことでさっそく行ってきましたよ!僕と同じようなことが気になっているけど、見学会になかなか行けないよ!という方は是非参考にしてみてください♪
※ちなみに見学会ではTAKING製のミシンの試し縫いもさせてもらえますが今回の記事では割愛させていただきました、あしからず。
関西の見学会はオルカバッグスクール
僕が参加してきたのは大阪心斎橋にあるオルカバッグスクールさんで行われている実機見学会です。見学会は2週間に一度、日曜日の14:00~開かれています。以下にリンクを貼っておくので、近場の方は是非見に行ってみてください。
TAKINGミシン・漉き機実機見学会
この日の参加者は僕以外に数名いらっしゃいましたが、いずれも革業界で活躍されているプロの職人さんでした。「プロも注目するZIT TOOLSのTK-802BL…。ん~、コレはますます欲しくなってきたゾ!」
見学会の内容はこんな感じ⇓
- ZIT TOOLSさんの簡単な会社概要
- TK-802BL(革漉き機)の使い方
- ハギレを使った試し漉き
- ミシンの試し縫い
特に形式ばった雰囲気はなく講師の方がまったりと進行してくれました。
漉き作業での騒音は心配なさそう
結果から言って騒音の心配はなさそうです。使い方を教わった後、ハギレの革で試し漉きをさせてくれるんですが、とても静かだなぁと感じました。なるべく冷静に作業性を確認しようと気持ちを抑えていましたが、あの超面倒くさい段漉きが一瞬!「ク~ッ感動!!」革を送るスピードは足元のペダルで調整するんですが、ZIT TOOLSのTK-802BLは無段階変則になっているので、自由自在にスピードをコントロールできるんですよ。これなら繊細な漉きの場合にも有利だし、音に気を使う時間帯でも低速なら静かに使用できますので深夜作業も大丈夫そう。
革漉き機での漉き作業をYouTubeなどで見たことがある方は分かると思うんですが、他社の革漉き機は結構うるさいんですよね。こちらのスクールにはニッピ製の革漉き機も置いてあって、そちらも動かしてくれたんですが…予想通りうるさかった💦マンションなどの集合住宅で使うにはちょっと気を使うレベル…。でもTK-802BLなら普通に漉き作業をする分には、近所迷惑になることは無さそうです。
「普通に漉き作業をする分には」と言いましたが、刃を研ぐときはやっぱりうるさいです。丸刃(回転しながら革を削ぎ落す刃)は定期的にグラインダーで研ぐ必要があるんですが、金属の刃を回転させた砥石で研ぐわけですから「チュイーン!!」とかなりの高音量が響き渡ります。なので、もし深夜や早朝の静寂のなか漉き作業をする場合はあらかじめ、日中などに刃を研いでおくなどの工夫が必要となってきますね。
火花は怖いかもしれない
火花は結構怖いなと感じました…上の写真は実際に刃を研いでいるところ。機械に向かって左下20㎝位の範囲に火花が飛び散っていました…しかも結構派手に💦床に落ちる前に火は消えているものの、床に絨毯を敷いていたり、周りに可燃物なんかがあると怖いですね。特に住居も兼ねた自宅で作業する場合、鉄粉が部屋に舞うことになるので、何か対策は必要だなと感じました。プロの漉き屋さんが対策として茶こしなどを仕込んで火花が飛び散らないような工夫をしていたという話を聞いたので、それを参考にしてみようと思います。漉き機本体は鉄製なので、不燃性の袋状のものを探して本体にマグネット等で固定しておけば火花をや鉄粉を集めてくれますよね。よし、購入前に探しておこう!(←もうすでに買う気満々!)
革クズとか飛び回って掃除大変じゃないか?
大きい漉きカスはシュートが集めてくれるので、毎回掃除する必要はなさそうです。上の写真を見て貰えばわかるように。ニッピの革漉き機と同様TK-802BLにも、ゴミシュートが搭載されていますので、下にゴミ箱を置いておけば当分は掃除の手間がかからないでしょう。とはいえこちらの教室の様に多数の生徒さんが革漉き機を使用するような環境では漉き機の周りに細かな漉きカスが飛び散るのは仕方ないようですね。よく見ると、台の上や床にも細かなカスが見てとれました。
でも、僕一人が自宅で使用する分には、あちこち細かい粉塵が飛び回ってホコリまみれと言う状態にはならないと思います。
まとめ
見学会では、ZIT TOOLSのTK-802BLはマンションでの使用も可能な代物なのか?という観点で「騒音」「火花」「掃除」について確認してきたわけですが、総合的に見て十分可能だなと判断しました。そうつまり、「購入します!!」いやぁやっぱりアレですね…車の試乗とかと同じで、実際に実物を見て、触ってしまうと気持ちが舞い上がっちゃって、欲求にあらがうのは難しいです。思うツボだなぁ😫
とはいえやはり工業機械と言うだけあって研ぎの際には火花がガンガン出ますし、音も出ます。是非ご自身の環境に合わせてご検討いただきたいと思います。
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