メロディーブログへようこそ。
大好きな趣味やライフスタイルから学んだことをまとめています。

レザークラフトに興味を持っている方って世の中にいっぱいいると思うんですが、こういった疑問が最初のハードルとなって、なかなか始められないという方も多いのではないでしょうか。
僕はプロの革職人というわけではなく、趣味でレザークラフトをしている単なる革好きなんですが、悩める初心者さんのお役に立つべく記事を書いていこうと思います_(._.)_

「型紙」「写真」「動画」を使って、分かりやすく解説していきますよ♪
必要な道具や材料
まずは、キーケースを作るにあたって必要となるものをご紹介しておきますね。
【金具】カシメ(小)、キーケース金具
今回革はイタリアンレザーであるエルバマットのイエローを使用しています。少し高い革なのですが、自然な色ムラと、しっとりとした質感が魅力の革です(^.^)
僕はいつもこちらのお店で通販しています⇓
「ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス」
革業界では結構有名なお店ですので、ご存じな方も多いのではないでしょうか。
お店にも何回か行ったことありますが、とにかくスタッフさんの知識が高くて、とても親切に対応してくれます♪
キーケースを作るには、上記の基本工具にプラスして「カシメ打ち」「ホック打ち」の工具が必須となります。
レザークラフトでレザークラフトでは頻繁に使用するものなので、一つは持っておくといいでしょう。

カッターやハンマーなど、自宅にあるものはなるべく代用すると出費をおさえられますよ♪
制作時間
初心者:4時間~5時間
今回は3日に分けて作業したんですが、トータルで3時間ほどかかったと思います。
初心者の方や、初めて挑戦される方はもう少しかかるかもしれませんが、、難しい作業も少ないので、楽しみながら進めてみてくださいね。
仕上がりイメージ

黄色の革にコバを黒く染めてあります。僕の大好きな組み合わせなんです(^.^)
まぁ形的にはよく見るタイプのものですが、ポイントはキーホルダー金具のの反対側にキーリングを取り付けていることです。
これがあると、出先で鍵を持ち歩くときに、ベルトループやバッグなどにひっかけられるので便利なのです。
あと、自宅の鍵置き場を、フックにひっかける仕様にしてあるので、キーリングは必須なんです。
このリングが必要がない方はこの工程をスキップすることで、材料や手間を節約できますね。
今回も型紙のPDFを用意してありますので、よければご自由にお使いください⇓
本体2㎜、内装パーツを1.2㎜の厚みで作成しましたが、内装も2㎜厚で良かったかなって思います。そこはお好みや、所持している革の状況で調節してください。
作り方
それでは作業に入って行きましょう〜♪

今回の作業手順は次の通りです。
- 裁断
- 接着
- 手縫い
- 仕上げ
裁断
まず最初の工程は裁断です。
あらかじめ、切り出しておいた型紙を革の上にのせて正確にトレースします。
型紙が必要な方はこちらからダウンロードしてください(^.^)⇓
※本体は2㎜厚、内装パーツであるA・B・Cは1.2㎜厚を使用しています。

型紙はしっかりと抑えて、「丸ギリ」を使って丁寧になぞります。革の裁断にはカッターナイフと定規を使っています。
革包丁も持っていますが、革の厚みを薄くしたいときの革漉き用として使っています。
続いて、完成後に目に触れるトコ面(革の裏面)やコバ面(革の裁断面)を、処理剤(トコノール)で仕上げておきます。
トコ面に関しては、本体を全体的に仕上げておきました。
コバ面は後で磨けない部分だけ、このタイミングで仕上げておきます。
今回でいうとこの赤丸部分ですね⇓
綿棒で黒の染料を入れてからトコノールで磨きます。
革のギン面よりも、濃い色をコバに持ってくると作品が引き締まった印象になりますね(^.^)
コバを仕上げたら金具をつけます。
ここではパーツBにキーホルダー金具・キーリング取付用パーツを取り付けておきます。
金具の取り付けはカシメの小サイズを使用するといいと思います。今回ターコイズの飾りカシメを使用していますが、特に意味はありません・・ただ単に小サイズがコレしかなかっただけです(^^;
ちなみに今回使用しているのは、このキーホルダーです⇓
この金具、上下さかさま取り付けがちなので、注意してくださいね!↑写真の向きで正解です(^.^)
僕は以前さかさまにつけちゃいました・・(^^;
接着
ゴム糊を使ってパーツを接着していきましょう。
まずは本体にパーツB・Cを接着します。
型紙を使って取付位置に印をしたら、糊の塗りシロをカッターなどで荒らして(トコ処理した部分は糊が効かないので)糊を塗り、接着します。
型紙に記載してある取付位置を使ってバネホックの凹(バネ・アタマ)を取り付けます。

・・・、それからいい感じの折りたたみ加減で金具をギューッと押し付けて目印を付けたら、バネホック凸(ゲンコ・ホソ)を取り付ける穴を空けます。

※バネホック凸(ゲンコ・ホソ)は本体にのみ取り付けます。
一応PDFにもバネホック凸(ゲンコ・ホソ)の取り付け位置は記載してありますが、使用する革の質感や厚みよって閉じ具合が変わってくるかもしれないので、念のため合わせてみたほうが良いです。
バネホックの凸を専用の打ち具で取り付けます。
後はパーツAを接着して次の工程に進みます。
手縫い
手縫いの工程です。
ディバイダーで端から3㎜の線を引き、縫い穴を空けます。
菱目打ちをハンマーで叩いて穴を空けるのが一般的ですが、今回は菱目打ちで印だけつけて、菱錐で一つ一つ穴を空けました。そのほうが縫い目がきれいになります(^.^)
穴あけがすんだら、縫う距離の約4倍の糸を用意して、ロウを引いて縫っていきます。
縫い終わりは、作品の裏で糸を切り、ライターやヒートペンなどを使って溶かして処理します。
仕上げ
いよいよ最後の工程、コバの仕上げです。
今回は、次の手順でコバを仕上げました。
- ヤスリ掛け
- ヘリ落とし
- コバの染色
- トコノールで磨き

ヤスリは240番と400番がついたサンドスティックを使っています。
ヤスリで、コバの段差をなくしてから、ヘリ落としで表裏両方のヘリを落としてもう一回細かい方のペーパーでなじませてから、染色しトコノールで磨いています。
それでいまいちコバがきれいにならなかったら、またヤスリ掛けをしてトコノールで磨きます。
コレを納得がいくまで繰り返して仕上げていきます。この辺は人それぞれやり方があると思いますが、一応僕はこんな感じでやってます(^.^)
こんな感じでツヤが出れば僕は満足です♪
ハイ!というわけでキーケースの完成です!お疲れさまでした(__)
⇓レザークラフトに関する情報を網羅的にまとめています♪是非ご覧ください⇓
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はキーケースの作り方をご紹介しました。
とてもシンプルなタイプですが、それだけに、市販品にはないこだわりいっぱいの作品に仕上げることができます。
冒頭でも書きましたが、僕はあくまで趣味でレザークラフトを楽しんでいる革好きに過ぎません。
教本やワークショップなどで学んだことを自分なりに理解し、アレンジしていることも多いですのでそこはご理解くださいませ(__)
それではまた、何か作品を作ったら当ブログでご紹介したいと思いますので、是非覗いてください。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
でも・・・