かぶせタイプのレザーコインケースを作ってみたよ♪型紙付きで詳しく解説。

メロディーブログへようこそ。
大好きな趣味やライフスタイルから学んだことをまとめています。

こんにちはmelodyです。

自分用にコンパクトなコインケースをが欲しいなぁ~、と以前から思っておりまして、今回作ってみることにしました。

このブログでは僕の趣味であるレザークラフトネタで、コインケースの作り方を幾つか紹介してきました。

なので、コインケースの記事はもういいかなぁ~と思ったんですが、まぁせっかく作るんだったらブログの記事にしてみよう♪ということで、またまた今回もコインケースの作り方をご紹介したいと思いますよ(^.^)

必要となる道具や材料

まずは今回コインケースを作るにあたって、必要となる道具や材料をサッと確認しておきましょう。

材料
【タンニンなめし革】1.2㎜厚
【バネホック】小(隠しタイプ)

※この記事では、インポート革である「アリゾナ」を使用しています。

道具
【基本工具一式】丸ギリ、カッターマット、カッターナイフ、サイビノール、ヘラ、菱目打ち又は菱錐、ハンマー、プラスチック板・ゴム板、ディバイダー、縫い糸、縫い針、トコノール、コーンスリック、バネホック打ち具

工具は基本的に手芸店やホームセンターなどで購入可能ですが、ネットで気軽に手に入れたい方は、この記事の最後にリンクを貼っておくので参考にしてみてください。

制作時間

制作時間目安<br />
今回かかった時間:2.5時間
初心者の方:4時間

小さなアイテムですし、縫う距離も多くないので、初心者の方でもそこまで時間がかからずに完成できるのんじゃないかな、と思います(^.^)

仕上がりイメージ

真ん中に仕切りがあって、両方にマチをつけているので、小さい割に大量の小銭が収納できます。

また、カードや、折りたたんだお札なんかも入る大きさにしてあるので、ちょっとしたお出かけにも使える仕様となっていますよ(^.^)

こちらに型紙を用意してますので、気に入った方は是非一緒に作ってみましょう♪

型紙はCADで制作していますが、まだまだ練習中なんです(^^;分かりにくかったらすいません(__)

作り方

それでは作業に入っていきましょう~!

完成までの工程は大きく以下の4つに分けられます。

  1. 革の裁断
  2. 接着
  3. 手縫い
  4. 仕上げ

工程の細かな手順はその都度写真を使って説明していきたいと思いますので、さっそく一つ目の工程、「革の裁断」から行ってみましょう~!!

革の裁断

それでは、型紙を革に移して、正確に切り出していきましょう♪

※ダウンロードがまだな方は⇓こちらからどうぞ♪
かぶせタイプコインケース 本体
かぶせタイプコインケース パーツ

革にケガく時は丸ギリを使います。なるべく革の無駄がないように隙間なく並べて、すべてのパーツをケガキ終わったらざっくりと荒裁断してから、それぞれ正確に切り出します。

最近はカッターナイフに、定規の組み合わせで裁断することが多いです。

もちろん革包丁もいいんですが、どうにも研ぐのが面倒になってしまいて・・(;^_^A

ハイ、パーツがすべて切れましたね。

それでは、パーツが揃っているのを確認したら、「接着」前の下処理として、

  1. コバ処理
  2. ホックの取り付け

この二つを済ませておきましょう。

※ここでは、縫い合わせ後に処理できないコバだけ処理を行います。

コバ処理

コバとは革の断面の事で、見た目や、強度を上げるために行う処理を「コバ処理」なんて呼んでいます。

ひとまずここでは画像の赤線部分だけ仕上げておきます。

今回のように、染めた革を使っていて裁断面が白い場合は染料で染めます。これは見た目上の好みの問題なので、必要のない方は染めなくてもいいですよ。

コバを染めたら、処理剤(トコノール使用)をコバに適量塗ってなじませ、スリッカーで磨きます。

ホックの取り付け

今回はバネホックの小サイズの「アタマ隠しタイプ」を使用しています。

それぞれ適応した大きさの穴を空け、打ち棒でカシメます。

バネホックを初めて取り付けされる方は、よかったらこちらの動画を参考にしてみてください⇓

https://youtu.be/-bssq4BeoCs

接着

それでは、各パーツ接着していきましょう!

型紙を使って取付位置を確認し、丸ギリで軽く印をつけたら、接着剤を3㎜~5㎜の幅で塗り、張り付けましょう。

今回は接着剤にゴム糊を使用しています。ゴム糊を使用する場合は張り付けるパーツの両面にまんべんなく、薄く塗り、半乾き状態になったら張り合わせましょう。

手縫い

貼り合わせたパーツを縫っていきましょう。

ここでは細かく2つの手順ですすめていきますよ。

  1. 縫い線を引き、縫い穴を空ける
  2. 縫う

ひとつづつ見ていきましょう♪

縫い線を引き、縫い穴を空ける

ディバイダーを3㎜に合わせて、縫い線を引き縫い穴を空けます。

穴を空けるときは菱目打ちでそのまま、ハンマーなどで叩いて空けるか、印をして菱錐で空けるかの二つの方法があります。僕は大体後者でやってます。

つまり、ディバイダーで3㎜の線を引く→菱目打ちでぐっと抑えて印をつける→印に合わせて菱錐で穴を空ける。

という具合ですね。

そうする理由としては、穴が大きくなりすぎるのを防げるのと、縫い目がきれいになるからということがあります。人手間かかるので面倒なんですが、見える部分はやっぱりこっちのほうが良いですね。

ちなみに菱錐はコレつかってます⇓

菱錐は4本持っていますが、最近はこれしか使ってないですね。かっこいいですよね(^.^)

自分で研がなくても初めから切れ味がいいので刃物研ぎが苦手な人にもお勧めですよ♪

縫う

縫う距離の約4倍の糸を用意して、ロウを引いて縫っていきましょう。

縫い終わりは裏で糸を切ってライターで炙って処理します。


レザークラフトでの糸のつけや縫い進め方って特殊なので、初めて挑戦される方は良かったらこちらの動画も参考にしてみてください⇓
https://youtu.be/Fyi_szYh2mI

引き続き仕切りパーツも取り付けましょう。

ここまでくると一気にゴールが見えてきますね。

残すは仕上げだけですね(^.^)

仕上げ

仕上げでは主にコバを整えて磨く作業をします。

具体的にはヤスリやサンドペーパーでコバの段差を削ります。

そしてヘリ落としでヘリ(コバの角)を落として、コバ磨きをします。

今回は自分用に作ったので、そこまでこだわって磨いてないですが、とりあえずこんな感じで完成としました(^^♪

ピカピカのとろけるようなコバにしたいときは、ヤスリ掛けを200番から600番くらいまで順番にかけていき、水で湿らして布で磨く。

また600番で磨いて布で磨く、というのを繰り返して、納得がいったらトコノールを塗ってスリッカーで磨くという作業をすると僕はかなり満足します。

コバの仕上がり具合って、人によってゴールが違うと思うので、色々試してみるといいと思います(^.^)

ではでは、今回はこれですべての作業が完了です。お疲れさまでした(__)

ここまで色々解説してきましたが、あくまで趣味のクラフターによる我流ですので、参考程度にとどめておいてくださいね。こっちのほうが良いんじゃないの?と思ったら是非是非チャレンジしてみてください。

⇓レザークラフトに関する情報を網羅的にまとめています♪是非ご覧ください⇓

道具や材料の詳細

最後に、今回使用した道具や材料の詳細をまとめておきますね。

使用した材料
【日本製】植物性タンニン鞣しヌメ革 レザークラフトの定番!牛革タンローA4サイズ(29.7x21cm)【0.8mm/1.0mm/1.5mm/2.0mm】 【ネコポス対応】
使用した道具
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まとめ

いかがだったでしょうか、今回はかぶせタイプのコインケースの作り方をご紹介してきました。

作りとしては、教本なんかでよく紹介されているような、オーソドックスなタイプだと思います。

こういったシンプルな作品ほど、アイデア次第でいろいろアレンジ可能だと思います。

かぶせの部分を斜めにカットしたり、仕切りの中央に丸みを持たせたりと、少しのアイデアで作品の雰囲気はガラッと変わりますので、面白いと思います。

是非色々試してみてくださいね♪

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました<(_ _)>

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