レザーパスケースの作り方解説!シンプルなのに超エレガント。

メロディーブログへようこそ。
大好きな趣味やライフスタイルから学んだことをまとめています。

こんにちは、メロディーです。

当ブログのレザークラフトネタで、以前パスケースの作り方を型紙製作から、作品の完成までをご紹介させていただきました。こちらの記事ですね⇓

そこで今回は、レザーパスケースのバリエーションとして、もっとシンプルで、しかもエレガントな作品をご紹介させていただきます。

その名もElegant pass caseです!

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  • 作り方が簡単
  • カードが3枚収納できる
  • 高級感を演出できる

初心者の方でも、それなりにオシャレな作品を作ってみたい!という方にはとってもおすすめですよ♪

必要となる道具や材料

今回の作品を作るにあたって必要だったものをご紹介させていただきますね。

詳しく知りたい方はこの記事の最後にリンクを貼っておきますので参考にしてください。

必要な材料
【イタリアンレザー】アリゾナ(1.2㎜厚)
エレガントな雰囲気を演出するためには、この革選びが非常に重要となってきます。

今回使用した「アリゾナ」はイタリアからの輸入革で、とても発色が良く、シンプルな作品との相性がとてもいいと思います。

道具
【基本工具一式】丸ギリ、カッターマット、カッターナイフ、ヘラ、菱目打ち又は菱錐、ハンマー、プラスチック板・ゴム板、ディバイダー、縫い糸、縫い針、トコノール、コーンスリック

制作時間

制作時間目安
かかった時間:1時間30分
初心者:2時間~3時間
あくまで目安ですが、初心者の方でも2.3時間あれば仕上がると思います。

仕上がりイメージ


カードポケットは全部で3か所。

真ん中のポケットには数枚入れても問題ない様子でした。

型紙を用意してありますのでご自由にお使いください⇓

Elegant pass case

※コピー用紙などに印刷し、厚紙などに張り付けて使用すると使いやすいですよ。

作り方

作業に入る前にざっくりと流れを把握しておきましょう。

完成までの大まかな工程は次の通りです⇓

  1. 裁断
  2. 「パーツA」と「パーツB」縫い合わせ
  3. 「パーツAB①」と「パーツAB②」を縫い合わせ
  4. 仕上げ
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なんとなくイメージできましたか?

それではさっそく作業に入っていきましょう~♪

裁断

まずは一つ目の工程、「裁断」です。

ここでの作業は細かく2つの工程に分けられます。

  1. ケガキ
  2. 裁断

ケガキ

PDFファイルをダウンロードして、実寸大で印刷していただき、厚紙などに張り付けてから正確に切り出しておいてください。
ダウンロードはこちらからお願いします⇓
Elegant pass case
型紙を革のギン面(表面)に置き、「丸ギリ」を使ってケガキましょう。

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正確にケガくコツは、丸ギリに力を入れないこと!ケガキが薄いようなら、何度かなぞればオッケー!

裁断

裁断しましょう。

革の裁断には、革包丁、別たち、カッターナイフのいずれかを使います。

今回は小型のカッターナイフを使用しています。定規を当てて切ると正確に切りやすいのでお勧めです♪

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正確に切るコツは、カッターを左右に傾けないことと、力を入れないこと。

「パーツA」と「パーツB」縫い合わせ

パーツAとパーツBは後では縫えなくなるのでここで縫ってしまいます。

ここでの工程は大きく3つに分けられます。

  1. コバ磨き
  2. 接着
  3. 手縫い

それではやっていきましょう。

コバとは革の断面の事です。見た目や耐久性を上げるために、処理剤を塗布し、磨く作業を行います。コレを「コバ磨き」と呼びます。

コバ磨き

パーツBは縫ってしまうと後からコバ処理できないので、先にやっておきます。同様に、パーツAの上一辺もコバ処理しておきましょう。

今回は染め革を使っているので、切り口を染めてからコバ処理剤を使ってコバ磨きをします。

接着

パーツAとパーツBを接着します。
ここでの細かな工程は次のようになります⇓

  1. パーツBを取り付ける位置を型紙から写す。
  2. 糊を塗る部分のギン面を荒らしておく
  3. 糊を塗り接着する

※レザークラフトでは革の表(ツルツルしてるほう)をギン面、裏(ザラザラしてるほう)をトコ面と呼びます。

パーツBを取り付ける位置を型紙から写す

型紙に記載してある印を丸ギリなどで、パーツAに印します。これですね⇓

その印に合わせてパーツBの型紙をあてがい、糊を塗る範囲をけがいておきます。(どちらも目立たない程度にケガいておきましょう)

糊を塗る部分のギン面を荒らしておく

ケガキを入れたパーツAのギン面をカッターナイフなどで荒らします。

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革のギン面は接着剤が効かないので、必ずやっておきましょう~!ただし、くれぐれもケガキからはみ出ないように注意!

糊を塗り接着する

パーツA、パーツBの両方に、端から5㎜ほどの幅で糊を塗り、接着します。今回はゴム糊を使用しています。

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ケガキからはみ出ないように、できる限り薄く塗るのがコツですよ!

手縫い

手縫いの工程に入ります。

ここでは、次のような流れで作業を進めていきますよ。

  1. 縫い線を引き、穴をあける
  2. 縫う

縫い線を引き、穴をあける

ディバイダーを3㎜に合わせて縫い線を引き、菱目打ちで穴をあけます。

菱目打ちで縫い穴を空けて行くと、どうしても辻褄が合わない部分が出てくると思います。

そんな時僕はこんな感じで、矢印の方向に穴を空けて行き、赤丸の部分で、ピッチを調整します。⇓

縫う

それでは縫っていきましょう。

縫う距離の4倍の糸を用意して、ロウを引き、2本の針に糸を通しましょう。

手縫いをしていきます。縫い終わりは、トコ面側で糸を切り、ライターであぶって処理をします。

これで、パーツAとパーツBが縫い合わされて、パーツAB①とパーツAB②の2ピースが完成しました^^

下記の動画で、糸のつけ方や、手縫の方法について解説しています。初めて挑戦される方は参考にしてみてください♪
https://youtu.be/Fyi_szYh2mI

「パーツAB①」と「パーツAB②」を縫い合わせ

それでは、パーツAB①とパーツAB②を縫い合わせていきましょう。

ここでの工程は大きく二つ。

  1. 接着
  2. 手縫い
いよいよゴールが見えてきましたね、もう少しで完成です♪

接着

パーツAB①とパーツAB②に接着剤を塗り、接着しましょう。

パーツAの下辺の角をまだアールに落としていませんので、ここで落とします。(初めに落としておいても良い)
ちなみにコレ、角丸刀(かどまるとう)という道具です。彫刻刀メーカーさんが作った革用の角落としで、めっちゃ切れます(^.^)

手縫い

先ほどの手縫いと同じ要領で、手縫いをしていきましょう。

まずは縫い線を引きます。

菱目打ちで穴を空けます。パーツBの厚みが増えたので、高さを合わせるために、ハギレを敷いています。

最後の手縫いをしていきます。僕はこの手縫いをしている時間が結構好きなんです(^^♪

縫い終わりました♪

そこそこ綺麗に縫えました(^^♪

仕上げ

いよいよ最後の工程ですね。

コバを仕上げましょう♪

サンドペーパーやヤスリでコバの段差を整え、染色したら、トコノールを塗って磨きます。

満足がいくまで磨いたら、完了です(^^♪光を当てるとピカッと反射するくらいまで磨けたらオッケーだと思います。

ハイ、これですべての工程が完了しました♪

お疲れさまでした(__)

今回こちらで紹介したすべての流れを動画でまとめていますので、よければそちらも参考にしてみてください♪

⇓レザークラフトに関する情報を網羅的にまとめています♪是非ご覧ください⇓

今回使用した材料や工具

今回使用した、材料や、工具をまとめておきますので良ければ参考にしてみてください♪

使用した革
今回使用した革はこちらのオンラインサービスで購入しました→レザークラフトフェニックスイタリアンレザーの「アリゾナ」という革ですね。

道具に関しては、手に入りにくい専門的なものだけご紹介しておきます(^.^)

使用した道具
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まとめ

いかがだったでしょうか、今回は簡単に作れる割に高級感が漂うアイテム「Elegant pass case」の作り方をご紹介してきました。

革の選び方次第で、シンプルな作品でもかなりエレガントな仕上がりになりますよね。これもレザークラフトならではの魅力といえますね(^^♪

それでは、また新しい型紙ができましたら、ご紹介したいと思いますので、是非またいらしてくださいね(^.^)

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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