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大好きな趣味やライフスタイルから学んだことをまとめています。
こんにちはメロディーです。
レザークラフトを始めたいという人が、最初に悩むのが「どんな道具を買えばいいの?」
という事だと思います。
インターネットや手芸店を見てみると、「初心者入門セット」として、いくつかの道具がまとめてパッケージされて売っていたりしますね。
単品で買うよりもお得ではあるんですが、1万円を超えてくるものも多いですし「コレ、ホントに全部必要なの?」という疑問があると思います。
- とりあえず最小限で始めたい
- 続けていくかわからない
と言う方にとって、「入門セット」は手を出しにくい存在かもしれませんね。
そこで今回はレザークラフトの基本であるキーホルダーを実際に作りながら、各工程ごとに必要な道具やその役割をご紹介していきたいと思います。
読み進めていただければ、ご自分に必要な道具がイメージしやすいと思います。
また、各工程の最後に、最低限必要なものについては、私が使っている商品、または買い足すならこれだという商品のAmazonへのリンクを置いています。
ぜひ道具選びの参考にしてみてください。
目次
工程ごとに必要なものを把握しよう!
レザークラフトは大きく5つの工程に分けることが出来ます。
- ケガキをいれる
- 革を切る
- 革を貼り合わせる
- 縫う
- 仕上げ
作品によっては並行して行う必要があったり、工程を入れ替えたりする必要がありますが、基本的にはこの順番で作業を行います。
それぞれどんな道具でどういった作業を行うのか、実際にキーホルダーを作りながらお話ししていきたいと思います。
今回はこの「ハート型のキーホルダー」を作っていきますね♪
【工程1】ケガキを入れる
まずは型紙から革へケガキを入れる作業(ケガキとは目印となる線や点を入れる事です)
ここで使うのは「丸ギリ」「カッターマット」です。
柄に針が取り付けられたシンプルなものです。
ケガキや縫い穴を空けたり、糸のほつれや絡みを直したりと、色んなシーンで活躍する結構重要なものですよ♪
カッターマットはこの工程にはあまり関係ないんですが、一連の工程はこのカッターマットの上で行っていきます。
こんな感じで目印となる線が書けました。
- 丸ギリ
- カッターマット(ひとまず100均のモノで問題なし)
【工程2】革を切る
ケガキを入れた革を切っていきましょう!
左から「革包丁」「別たち」「カッターナイフ」の順で並んでいます。このうちのどれか、又は全部を使い分けて革を切り出す作業を行います。
お勧めなのは「別たち」か「カッターナイフ」ですね。
なぜなら革包丁は、自分で研ぐ必用があるからです。
多くの場合革包丁は刃が研がれていない状態で売られていますので、買ってすぐに使えるわけでは無いんですね。(砥石などで研がなければいけない)
その点、別たちやカッターは、買ってすぐ使えますし、切れ味が悪くなると刃を取り換えれば済みます。
色々作品を作っていき、必要だと感じれば革包丁の購入を検討するといいでしょう。
今回はこの別たちを使います。
本来「別たち」は直線をフリーハンドでまっすぐ切ることに向いています。
僕はなんでもコレで切っちゃいますが、初心者の方はカッターナイフもあったほうが細かい部分は切りやすいと思います。
こんな感じで綺麗に切れますよ♪
- 別たち
- カッターナイフ(最初は100均で売っているもので十分)
【工程3】革を貼り合わせる
切った革を張り合わせます。
左から、「サイビノール100番(接着剤)」「ヘラ」「クリップ」です。
ヘラを使って、貼り合わせたい部分へ接着剤をまんべんなく塗ります。
今回はサイビノールという接着剤を使用していますが。他に「ゴムのり」「G17ゴムボンド」なんかも良く使われます。
サイビノールは張り付けるときに微調整が効きやすいので初心者にはおすすめですよ。
正確に張り合わせます。
クリップで押さえておきます。
- 接着剤
- ヘラ(ホームセンターで買える100円程度のもので十分)
- クリップ(挟めればなんでもオッケー。ただし革に傷が付かないように注意)
【工程4】縫う
縫っていきますが、レザークラフトの場合は、先に穴あけをしておく必要があります。合わせて見ていきましょう!
「菱目打ち」を使って穴あけをしていきますよ。よ
ここで使うのは「菱目打ち(ひしめうち)」「丸ギリ」「ハンマー」「プラスチック板」です。
プラスチック板を敷いて、菱目打ちをハンマーで叩いて穴を空けます。
今回はプラスチック板を使用していますが、ゴム板のほうが一般的かもしれませんね。
今回は、分かりやすいように、太めの菱目打ちで穴あけしています。
作品の雰囲気にあわせて、菱目打ちの太さ、穴のピッチなどを変えたりするんですよ♪
- 菱目打ち
- 丸ギリ
- ハンマー(最初は100均のものでもオッケー)
- プラスチック板
それでは縫っていきます。
「糸(ビニモ0番ロウ付き)」「手縫い針」を使用します。
糸は途中で擦り切れないようにロウの付いたモノ、又は自分でロウをひいて縫っていきますよ。
ひたすら縫っていきます。
ここはレザークラフトの工程でも1番時間がかかる部分です。出来上がりをイメージして楽しみながら作業します。

縫いあがりました。
- ロウ
- 縫い糸
- 手縫い針
【工程5】仕上げ
最後の工程として、コバ(革の側面部分)を仕上げます。
左から「トコノール」「ヘラ付きヘリみがき」「コーンスリッカー」です。
指でトコノールをコバへまんべんなく塗り、コーンスリッカー、もしくはヘラ付きヘリ磨きで擦ります。
どちらか一つがあればいいでしょう。コーンスリッカーのほうが磨きやすくておすすめです。
ひたすら磨いていると、2枚張り合わせた革が1枚になったようにピカピカになってきますよ。
コレで完成です!
- コーンスリッカー
- トコノール
以上でキーホルダーの制作作業は終了です。
ここまでで使用した道具をまとめておきますね♪
■必ず必要となるもの
- 丸ギリ
- カッターマット
- カッターナイフ
- サイビノール
- ヘラ
- 菱目打ち
- ハンマー
- プラスチック板
- 縫い糸
- 針
- トコノール
- コーンスリック
■あると便利なもの
- 別たち
- クリップ
- ロウ
- ヘラ付きヘリ磨き
今回は何も装飾していませんが、刻印を入れたり、手染めで色を変えたり、キーホルダー1つでも色々楽しめるんですよ♪
それでは最後に、まとめて道具を揃えたいと言う方のためにおすすめのセットをご紹介しておきます。
おすすめのセット


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レザークラフトでは有名な「クラフト社」厳選のスターターセットです。
今回この記事で紹介した、道具が過不足なく入っていて丁度良いです。
さらにおすすめの点としてサドルレザーを使ったパスケースのキットとガイドブックが付いています。
つまりこのセット一つで基本の道具はすべてそろい、作品も一つ作れてしまうというわけです。
また、クラフト社の道具はプロのレザークラフターでも使用しているような品質の確かなものですので末永く使用できるという事でおすすめさせていただきました。


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とりあえず縫ってみたい、ちょっとずつ買い足していきたいという方はこのセットがおすすめですね。
レザークラフトの道具って数も多く、それなりにお金がかかります。
なので、始めるには敷居が高いと感じる人も多いと思いますが、少しづつでもいいので、品質の確かなものを買っていってほしいなという事でこちらをお勧めさせていただきました。
「協進エル」というメーカーもクラフト社と同様に、信頼できる確かなブランドですし、プロも使うような道具です。
材料となる革自体も決して安いものではありませんし、上達を加速させるためにも道具はしっかりとこだわりたいものです。
⇓レザークラフトに関する情報を網羅的にまとめています♪是非ご覧ください⇓
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は実際にキーホルダーを作りながら、必要となる道具のお話をしてきました。
- ケガキをいれる
- 革を切る
- 革を貼り合わせる
- 縫う
- 仕上げ
丸ギリ
別たちorカッターor革包丁
接着剤(サイビノール、ゴムボンドなど)、ヘラ、クリップ
菱目打ち(ひしめうち)、丸ギリ、ハンマー、プラスチック板、糸、縫い針
コーンスリッカー、トコノール
一気に全て揃うスターターキットも魅力ですが、必要なものを少しづつ揃えていくのも楽しいと思いますよ♪
今回の記事が道具選びの参考になれば幸いです。
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