メロディーブログへようこそ。
大好きな趣味やライフスタイルから学んだことをまとめています。
どうも、レザークラフト大好きメロディーです。
今回は『革製品のお手入れ方法』についてのお話です。
お気に入りの革製品と長く付き合っていくためには、お手入れは欠かせません。
丈夫で、実用的というイメージのある革製品ですが、美しさを保つためには日々のケアがとても大切だからです。
定期的なオイルメンテナンスを怠ると、ひび割れなどの原因になりますし、手垢の汚れなども放置しておくと修復不能の状態に陥ってしまいます。
それも革製品の味わいだと思えればよいのですが、美しさや質感を損なうほどのダメージはできれば避けたいですよね。
そこで今回は、一般的な日常のメンテナンスに加え、レザークラフトの経験を生かしたお手入れ方法なども織り交ぜてお話ししていきたいと思います。

目次
正しいオイルアップの方法
革製品は定期的にオイルを塗り、栄養補給してあげることが大切です。
冒頭でもお伝えしたように、ひび割れの原因になったり、質感や肌触りを損なう事にもつながってしまうからです。
また、しっかりとオイルを塗りこんでおくことで、軽い防水効果が得られ、汚れが付着しづらくなりますので、是非行っておきましょう。
- クロス(2枚)
- ブラシ(馬毛を使用)
- オイル(今回は、デリケートクリーム)
オイルアップの流れ
僕が普段使っている自作のバッグを使って、オイルアップの流れをご紹介していきたいと思います。
革の種類は、イタリアンレザーの「アリゾナ」です。表面にシボ(シワ)がある、染色されたタンニン鞣し革です。
オイルアップは以下のような流れで行います。
- ブラッシング
- オイルの塗布
- 乾拭き
所要時間は大体5~10分程度の短時間ですが、仕上がった革のアイテムはピカピカになるので、とてもやりがいのある楽しい作業ですよ♪
ブラッシング
まずは革製品に付着しているホコリなどを落とします。
ゴミや、砂ぼこりなどが付着していると、オイルを塗りこむときに革表面を傷つけてしまう恐れがあります。
優しく丁寧に行いましょう♪
特にステッチの部分や、縫い合わせの段差などにはホコリが溜まりやすいので、入念にブラッシングしておきましょう。
オイルの塗布
オイルを塗っていきます。薄く、手早く塗るのがコツです。
オイルをまんべんなく塗布したら、馬毛ブラシを使って表面のシワや、縫い目の段差部分にオイルを刷り込んでいきます。
※塗りすぎると、革が柔らかくなりすぎ、コシがなくなってしまいます。型崩れの原因にもなりますので注意しましょう。
以前は安物の馬毛ブラシを使っていたんですが、ブラッシング中に結構毛が抜けるんですよね(^^;なのでそこそこ良いものを買っておいた方が良いと思います。僕が使っているのは「コロニル」というメーカーですが、他にも、「 M.MOWBRAY」なんかもお勧めですよ。
乾拭き
最後にクロスを使い、乾拭きします。
表面にオイルが残っているとホコリが付着しやすいですし、周囲を油分で汚してしまいます。やさしくふき取っておきましょう。
以上で、オイルアップは完了です。汚れが落ちて、ツヤも増し、綺麗になりました♪
今回使用したバッグは元の状態がそれなりに綺麗だったんですが、使い込んだ革アイテムにオイルアップを行うと、見違えるほどキレイになることもありますよ♪
オイルアップの頻度
オイルアップの頻度は半年に一回を目安にするといいと思います。普段は、使用後にブラッシングをする程度で十分です。
オイルケアは病みつきになる人も多く(僕自身も大好き)、頻繁にやりたくなってしまうものですが、やりすぎは良くありません。
先ほどの「オイルアップの流れ」でもお伝えしたように、柔らかくなりすぎて型崩れしてしまうこともあるからです。
- カサつきを感じる
- 革の表面(特に折り曲げ部分など)に細かいひび割れがある
上記のような症状が出てくれば、革が乾燥している証拠です。
こういった症状が現れる前(僕の感覚では半年程度となります)を目安にオイルアップを行うと良いでしょう。
水シミの対処方法
レザークラフトをされている方であれば、水シミの対処方法についてご存じの方も多いと思います。アイテム制作では水を使った技法もありますからね。
水シミが起こる原因としては次のようなことが言われています。
革製品の一部分だけが濡れることで、革の内部に含まれるタンニン成分や油分などがそこに集まってしまい、乾いた部分との境目が濃く変色する。というものです。つまりは、一部分が濡れるというのが良くないわけですね。
よって対処方法としては、周辺をまんべんなく濡らしてしまうという事が有効になります。
実際にやってみましょう。
- ウエス
- 霧吹き
水シミの落とし方実践
今回はこちらのコースターを使って実践してみたいと思います。
以前自作したものですが、ご覧の様に赤丸部分に水シミがあります。
そしてこの水シミを消すために行うことはただ一つ!全体を濡らすです。
このように霧吹きで全体を濡らします。
濡らすのを躊躇して、中途半端にスプレーしてしまうと、またそこがシミになっちゃいますので、なるべく広範囲にわたって濡らしてしまいましょう。
今回の様に小さいアイテムであれば、全面にスプレーしてしまったほうが良いですね。
しばらく放置しておくと、シミがなじんできます。後は風通しの良いところで、自然乾燥すれば完了です。
今回は時短の為、ドライヤーで乾かしていきます。⇓
完全に乾かすと、水シミはキレイに無くなりました♪
乾いた後の革は、油分が不足した状態になりますので、オイルアップもお忘れなく(^.^)
油性ボールペンのインクの落とし方
続いて革製品に油性ボールペンなどのインクが付いた時の対処法です。
ボールペンで何か書いているときって、近くに革製品があることが案外多いものです。バッグであったり、財布、手帳など・・。
ついうっかり、ペン先が当たってしまうことも少なくないんですよね。
ネットを見ると、「オイルクリームを塗れば落ちる」なんて書いてあるんですが、試すとあんまり落ちないんですよね(^^;)
でも、諦める前に今回ご紹介する方法を試してみてください。早めに対応すればほぼ完ぺきにインクを落とすことができますよ♪
- メラミンスポンジ
- 水
※今回は油性ボールペンのインクの落とし方です。水性の場合は結構深刻で、今回の落とし方では落ちないです(-_-;)無理せず専門の業者に相談することをお勧めいたします。
ボールペンのインク落とし実践
ヌメ革のハギレで実践してみたいと思います。

このインクをメラミンスポンジで落としていきます。
スポンジを水で濡らした後、固く絞ってください。それから優しく全体を擦っていきます。
縦向き横向きなど、向きを変えながら直線方向に優しく擦っていくと、少しずつインクは落ちていきます。
しばらくすると、インクはほぼ見えなくなりました。
※インクの付いた部分だけをこすると、そこだけ色落ちしてしまいますので、全体をまんべんなくこするようにしてください。
ここまでくれば、後は自然乾燥すれば完了です。時短のために今回はドライヤーで乾かしていきます。
どうでしょうか、どこにインクが付いてたかわかりませんよね?
このように、早めに対処すれば、油性ボールペンのインクはキレイに落とすことができますよ♪
ちなみに今回はメラミンスポンジをご紹介しましたが、革専用の商品もあります⇓
消しゴムみたいなやつで、汚れ部分をこすると本体のカスがポロポロと削れていきます。これは革を濡らさずに使えるので、お使いの革製品を濡らしたくない人にはお勧めです。
レザークラフトや革に関する記事をまとめてあります。興味がある方は是非覗いてみてくださいね♪
まとめ
いかがだったでしょうか、今回は革製品のお手入れ方法についてお話してきました。
振り返っておきますと、
- 革製品の品質を保つには定期的なオイルアップが大切である。
- 水シミには、霧吹きで全体を濡らすのが効果的である。
- 油性ボールペンのインクは、メラミンスポンジで落とせる。
お気に入りの革製品を末永く愛用していくためにも、今回の内容を是非参考にしてみてくださいね♪
それでは最後までお付き合いいただきましてありがとうございました<(_ _)>
などなど、自分でケアできないかな?とお考えの方は是非この記事を参考にしてください♪