メロディーブログへようこそ。
大好きな趣味やライフスタイルから学んだことをまとめています。
こんにちはメロディーです。
最近スマートフォンをiPhone XS MAXに機種変更したんです。
大変気に入って使っているんですが、皆さんご存じの通り非常に大きいんですよね(^^;
なので、出先や、仕事の業務中などはポケットに入れていると、どうしてもかさ張り、動きにくいんです・・。
そこで、今回は趣味のレザークラフトを生かしてスマホケースをDIYしてみようと思います♪
- ポケットが嵩張らない
- ズボンのベルトに通せる
- バッグの持ち手にぶら下げられる

今回の作業の流れを動画でもご紹介していますので良ければ参考にしてみてください♪
必用となる道具や材料
まずは、スマホケースを作るために必要となる材料や道具を確認していきましょう!
【金具】カシメ(小)×4 ハトメ(内径5㎜)×1
今回の記事では、僕の大好きな革であるイタリアンレザーの「エルバマット」の2㎜を使用しました。
お好みの革を使用するといいと思いますが、革の厚みは注意した方がいいです。
本体部分は2㎜かそれ以上がお勧めですが、「通しマチ」のパーツ(側面のマチ部分)は1.2㎜くらいがいいと思います。
僕はすべて2㎜で制作したんですが、マチの部分のハリが強すぎて、本体が引っ張られてへこんでしまい、型崩れしてしまいました。
理想はやっぱり、本体の表、裏ともにしっかりとハリを持った状態がかっこいいと思うので、ここは失敗したなぁって感じですね(-_-;)
とは言え、使用には問題ないですし、本革のオリジナルアイテムですから、毎日ウキウキしながら使っていますよ♪
「ハトメ」はナスカンやキーホルダーでぶら下げるために取り付けました。不要であれば取り付けなくても問題ないですね。
僕が勝手に決めた、レザークラフトをやるうえで必要な基本工具です↑
今回はこれにプラスしてカシメの取り付け工具、ハトメ打ちの工具が必要です。
ネットで買うのであればこの辺は安くてお勧めです⇓
制作時間
初心者の方~6時間
そこまで難しい工程はないので、挑戦しやすい作品だと思いますが、何分スマホ自体が大きいので、ケース自体も大きめですので縫う距離が長くなってます。
縫い穴を菱錐で一つ一つ空けたのでそれなりに時間がかかりましたね(^^;菱目打ちでトントン叩ける環境にある人は、時短できると思います。
仕上がりイメージ

本体背面から延びるフラップを表面のベルトに差し込むタイプにしました。もちろんiPhone XS MAXがスッポリと入ります。
なので、大抵のスマートフォンはこの型紙で網羅できるんではないでしょうか。

背面はこんな感じになっていまして、ズボンのベルトに差し込めるようになってます。また、ベルトループタイプのキーホルダーと併用することで、バッグの持ち手などにぶら下げることも可能です。
不慣れですが、CADで型紙を作成しました。
PDF形式でダウンロードできるようになっていますので、作ってみようと思う方は、ご自由にお使いくださいませ(__)
冒頭でも少し触れましたが、通しマチのパーツは1,2㎜以下の厚みを使うほうが良いと思います。そのほかは2㎜程度厚みがあれば問題ないでしょう。
※通しマチが3パーツに分かれているのは、手持ちの革では長さが足りなかったためです。大きな革をお持ちであれば、1パーツで切りだした方が一手間減らせます。
作り方
それでは作業に入っていきましょう♪
裁断
一つ目の工程は裁断です。
まずは型紙を革に移すところからですね。
革に印をつけるには、「丸ギリ」を使うと正確にケガクことができます。また長い距離をケガク場合は、型紙の上におもりを載せておくと、途中でズレたりする失敗を防げるのでお勧めです。

僕は、革の裁断にはカッターを使います。定規に沿って裁断すると直線は正確に切りやすいので、おすすめですよ♪

続いて金具を取り付ける部分やアール部分の穴あけも済ませてしまいます。僕が作業場にしている場所は、あまり音を出せないので、ハンドプレスを使用することが多いですが、ハンマーで叩いて穴あけする方が手っ取り早いと思います。
カシメの部分は3㎜のポンチで、ハトメの部分は5か6㎜のポンチで穴あけします。

通しマチの組み立て
今回は、マチの部分を3分割にしましたので、ここで、組み立てておきます。
また、2㎜厚を使用しているので、縫い重なる部分はなるべく漉いておきます。
つまり、マチを3分割にしたことと、厚みを2㎜にしたことで工程が増えております(^^;)
面倒な方は、
- 大きめの革を用意して、マチを一つなぎで切り出す。
- 厚みを薄めにする。
というわけで、作業を進めます。
まずは、革包丁を使って縫い重なる部分を漉きます。

⇓写真の赤丸2辺以外を8㎜幅くらいで漉きました。
1㎝重ねて縫うと本体との距離が合う計算になっていますので、きっちりと1㎝重ねて、ゴム糊で接着します。
接着部分のギン面はカッターなどで荒らしておくと、糊が効きやすいです。
ディバイダーで3㎜のステッチラインを引いて縫い穴を空け、縫っていきます。

ここで、一つ失敗した部分があるのです。
⇓写真の赤丸のようにコバを巻き込んで、手縫いをしてしまったんですが、このコバって、本体と縫い合わせた後にコバを仕上げるので、糸があってはいけないんですよ(^^;)最後の最後に気づきました・・・。
なので、ここのコバは巻きこんで縫ってしまわないように手前で止めましょう(笑)
金具の取り付け
金具類の取り付けをします・・・、
が、その前にホルダーパーツを本体背面に取り付けると、コバが仕上げにくくなるので、先に仕上げておきます。
あらかじめ、ヤスリなどで、コバの段差をなくしておき、
①染料を入れる②処理剤(トコノール)を塗り③帆布で磨く。こんな手順でやっております。
では、金具を取り付けます。カシメの小サイズを4つと、ハトメの内径5㎜になります。
取り付け方は簡単です。金具が通る穴を空けたら、金具通しを打ち具でカシメるだけです。
写真ではハンドプレスを使っていますが、ハンマーで叩いても問題ないです。
まずはハトメから、取り付けます。革を挟んで、ハトメ打ちで真っすぐ打ちます。

…続いてカシメ。ホルダーパーツと本体背面を取り付けるために使います。

ハトメもカシメ金具も、革の厚みさえ極端に間違えていなければ、特に取り付けが難しいということはないです。
注意点を上げるとすれば、打ち棒を真っすぐに固定してカシメること。くらいでしょうか・・。
手縫い
すべてのパーツを縫い合わせていきます。
下ごしらえとして、本体パーツの表、背面ともに縫い穴を空けておきます。
※マチの縫い穴は接着してから本体に空けた穴を貫通させます。
端から3㎜のステッチラインを引いて、5㎜ピッチの縫い穴を空けて行きます。

まずは本体背面パーツとマチを接着して縫い合わせていきます。
予想はしていたんですが、マチが厚いので、戻る力が強くて接着に苦戦しました(-_-;)薄めの革を使うこともそうですが、端から5㎜程度で、折癖をつけておくべきだったかなぁと思います。


背面パーツがが縫いあがったら、同じ手順で表パーツも縫っていきます。
ベルトパーツも忘れずに取り付けておきましょう。
マチのハリ具合によって、フラップの閉まり具合が変わるため、それに合わせてベルト位置を決めてください。
僕の場合は本体パーツの上端から30㎜下がったところが、ベルトの上端となりました。
仕上げ
最後にコバを仕上げます。

仕上げの手順はこんな感じでやってます⇓
- コバの段差をヤスリや豆カンナで極力無くす
- コバに水分を含ませて磨く(今回は染料を先に入れた)
- 凹凸があればヤスリ掛け
- 水分をいれて磨く
ヤスリの番手を上げながら②と③を繰り替えして、最後にコバ処理剤(トコノール)を塗布して磨きます。
ヤスリは#240→#400→#600の順で使っています。
根気よく続けていくとツヤがでてきますので、納得するまでやってみるといいですね。
というわけで、すべての工程が終了しました♪お疲れさまでした(__)

⇓レザークラフトに関する情報を網羅的にまとめています♪是非ご覧ください⇓
まとめ
作業お疲れさまでした。
今回は、スマホケースの作成をご紹介してきました。
どういった作品に仕上がりましたか?
オリジナルで型紙を設計して作る作品って、いつも何かしらの失敗や気づきがあります。
今回でいうと、革の厚み、手縫いの範囲などですね。今回の失敗はまだ致命的なモノにはなりませんでしたが。時には制作中に取り返しのつかない失敗に気づき、断念することも少なくないので、こういった部分を参考にしていただければ幸いかなと思います。
また、この記事でご紹介したケースと相性のいいベルトループタイプのキーホルダーの製作記事もアップしたいと思いますので良ければまた覗いてみてください♪
それでは最後まで、お付き合いくださいましてありがとうございました<(_ _)>
こういったポイントを押さえたアイテムを目指して作っていきたいと思いますよ♪